染色ツキ板化粧合板
日本では、国土の森林面積が世界第2位の67%であるにもかかわらず、例えば黒檀、チーク、一部のアフリカの木材などの独特の色を持つ銘木や、安価な外材、又、国産材原木の長年の価格低下などの影響により、国産材の有効活用があまり進んできませんでした。 一方、貴重な木材の取得は、近年、世界的な自然環境保護に対する関心の高まりなどをうけ、過剰な伐採を防ぐ各国の丸太輸出規制のために年々困難になっています。 そのため、クライアント様の希望する樹種の突板を仕入れることができず、ツキ板化粧合板業界は経営自体が非常に難しくなっています。
そこで、当社はそれを打開するために、これまで最大限有効活用されてこなかった国産材の杉やヒノキなどに着目し、それらを染色して付加価値を与え、入手困難な銘木の代替品として活用できるように日々研究開発を行っております。
染色ツキ板化粧合板とは、染色ツキ板を表面化粧材として基材(MDF・合板等)に接着加工したものです。通常の天然木ツキ板化粧合板とは異なる大胆な色使いが特徴で、異なる色の突板を組み合わせて、世界に一つだけのツキ板化粧合板を製作することが可能です。また、色には風水にもありますように、スピリチュアルなパワーが宿っています。これは従来の天然木ツキ板化粧合板には無い特徴の一つです。
ツキ板 | 基材 | サイズ | カラー |
染色杉 | ラワン合板 MDF ランバーコア シナ合板など | 3×6, 3×7 | 黒・青・緑・赤・水色・黄 |
染色ヒノキ | 3×6 | 黒・赤・水色・黄 |
※基材の厚みは、種類にもよりますが、2.5~30mmまで
製作例(※ご参照用。同じツキ板は2度と生まれません)
注意事項
- 上記カラー以外の色をご希望のお客様はご相談ください。
- 上記サンプルカラーは、お客様がご使用になられるパソコンのモニターやカラー設定・お部屋の照明などにより実際の色と異なる場合がございます。
- 杉はヒノキよりもアテが出やすい特徴があります。(突板が波打つ)
- 染色木材の外側と内側では染料の固着濃度が異なるため、木材内部は薄くなります。
- 樹種、染料濃度、板1枚1枚の木質により色の濃淡・染料の浸透具合が異なります。
- 杉は黒以外(特に水色)は、赤身の色が残る傾向にあります。
- 品質向上のため、予告なく染料を変更する場合がございますので、予めご了承ください。
- 原材料の木質により、染色不足、浸透ムラが出ます。平米数次第では、壁用途に向きません。
- 産地や木の持つ脂分等 木質で表情が大きく異なります。上記製作例はご参考程度にお考えください。
製造工程
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※サンプルは有償となりますので予めご了承ください。